NUEMANN KH80をMA1で補正してみる
自室は6畳間でなんのルームアコースティックも施されていません。
そもそもNeumann KH80 DSPを買ったのは音がいいという評判はもちろんですが
別売りのマイクMA1で測定・補正が出来るということです。
従来の製品ではSonarworks のSoundID Referenceや

IK Multimedia ARC System などがあります。

SoundID Referenceはスタンドアローンでも使えるみたいなのでYoutubeやitunesなどの再生でも補正をかけられるみたいです。ARC SystemにかんしてはVSTが挿せる音楽再生プレーヤなら可能らしい。
Neumannの場合はDSP自体に保存されるのでソフトを起動する必要もないですし、精神衛生上よろしいかと思います。
測定時に必要なもの
MA1での測定時には
- スイッチングハブ
- LANケーブル
- マイクスタンド
- メジャー
- 床に目印をつけるためのテープ(マスキンテープ、養生テープなど)
が必要です。


マイクスタンドはサウンドハウスの一番安いものを買いました。

流石に値段なりな作りでしたが測定に使うだけですので充分でしょう。

スイッチンハブやケーブル類も測定してデータ保存後は頻繁に使うこともないので安いものにしました。
測定の手順は画面の指示通りにやれば特に難しいものではありません。
動画の最後の方に「ソフトウェア自体にデータ保存機能はありません」とありますが、現在はソフトウェアがアップデートして保存ができるようになっています。例えば複数の環境で使う場合に、予め測定しておけばデータを読み込むだけでモニター環境が整うわけです。
あって当然みたいな機能ですが、今まではありませんでした。
ちなみに測定箇所は7箇所です。IK Multimedia ARC Systemも7箇所ですが、これがSonarworksの
SoundID Referenceですと37箇所になるので大変です。
さて測定後の結果や如何に
びっくらこいたというのが最初の印象です。なぜ今まで買わなかったのか?高いオーディオインターフェイス買うより
まずこっちだと。
これまで約10ヶ月ほどはずっと補正無しで聴いてきました。その間オーディオインターフェイスを
audient iD4mkIIから高級なprism sound lyra1、そしてMOTU M2と節操なく変えましたが、
今回このモニター補正をした事が一番音の違いを感じられました。やっぱりルームチューニングって大事なんだなと思わされました。ぼやけた音像がビシッとピントが合う感じです。
何時間もitunesのプレイリストを再生してしまったくらいです。
海外の人達はyoutubeなどで補正ソフトはあんまり好きじゃないと聞くことが多いですが、やはり狭い日本の住宅事情もありますが補正ソフトは積極的に使っていった方がイイと思います。