先日ガスシリンダーを交換したエルゴヒューマンプロですが、今度は背もたれ部分が壊れました。
座った瞬間バキッという音とともに背もたれがダランダランになりました。中のスプリングでも折れたのかと思いました。リクライニングしない状態で固定すれば使えないこと無いのですが多少ガタガタするし気持ち悪いのでとりあえず分解。
まず赤丸部分4つのボルトを外すと背もたれ部分が外れます。

背もたれが外れました。

続いて奥のボルトを2つ取ると座面部分が外れます。


外れたところでボルトの折れた箇所がわかりました。

ボルトが折れたせいで左側の肘掛け部分がブラブラで後ろに倒れます。

座面についている座面調整ワイヤーが邪魔なので赤丸部分のプラスネジを外します。

座面を跳ね上げます。

座面下のプラスチックカバーをプラスドライバーで外します。10年ものなので引くぐらいホコリだらけでした。
エアダスターとウェスで軽く掃除します。

折れたボルトとナット部分

モンキーレンチでナットを外します。


ボルト側を外すためにプラスチックのキャップを外しますがラジオペンチで外そうとしても外れません。

どうやら裏側からプラスネジでキャップを止めてる様なのですが、ラジペンで反時計回りに回してもネジも一緒に
共回りしてしまって外れません。しかもギリギリの場所なのでプラスドライバーではアクセスできません。

なんとか隙間に細めのマイナスドライバーを入れてネジの頭を抑えつつキャップを取りました。
ラジオペンチでかなりこじったりしたのでキズだらけです。

プラスチックのキャップを外したところ。結構汚いです。右側のボルトが折れてる箇所なので外します。

ボルトを外しました。

低頭の半ねじタイプのボルト首下32mmでした。

折れたボルトとナットを持ってホームセンターへ。てっきりミリ規格だろうと思いこんでいましたが
測ってみたらインチサイズでした。サイズはW3/8 です。

半ねじのW3/8×40mmと全ねじの32mmがあったので両方買ってきました。

40mmのボルトを入れるとプラスチックのカバーと干渉することがわかりました。

なので折れたボルトと同じ長さ32mmのボルトを入れました。ついでにロックタイトも買ったので
付けました。


ポイントはガチガチに締めないとこでしょうか、可動部ですし。折れてない側は多少遊びがあるので
それに合わせて多少遊びを残して締めました。
ただボルトの頭がオリジナルは低頭タイプでしたが普通のボルトですと矢印の通りかなり飛び出るので
プラスチックのキャップは締まらないです。
一応無理やり付けましたが引っ掛かってるぐらいで何回もリクライニングするとポロッと落ちます。

グリスアップと軽く清掃をして完成しました。

今回分解して分かったのは座面を前後に調整するワイヤーが切れていました。座面は一番前にして動かさないので
自分的には問題ないです。
リクライニングは固定せずにフリーにして使っています。ダイヤル式でリクライニングの反発の固さを微妙に調節できるのでいい塩梅のとこに調整してます。これ結構好きな機能です。
今回壊れてハーマンミラーのアーロンチェアの中古でも買おうかと調べてしまいましたが、気になったのが座面の
フチが跳ね上がったいるのであぐらがかけないという事でした。これは痛いです。
取り敢えずいい値段しましたし、これからもエルゴヒューマンプロを使い続けていきたいと思います。
