ONUとは何か?
ONU(オーエヌユー)とは「Optical Network Unit」の略で光信号とデジタル信号を相互に変換する端末です。日本語で言うと光回線終端装置で文字通り光回線の終端に設置されるものです。
・光信号 ⇔ デジタル信号 を相互変換する装置 「ONU」 光回線等に使われる。
・アナログ信号 ⇔ デジタル信号 を相互変換する装置 「モデム」ADSL等電話線を使ったアナログ回線に使われる。
ONUを光モデムと言ってもいいですし、単にモデムと呼んでも一般的には通じるでしょう。

ちなみにNURO光のONUは無線ルーター機能も備えているので、別途無線LANルーターは必要ありません。
NURO光のONUは9種類
さて、それでは早速NURO光で提供されるONUを見ていきましょう。

まず表を見てわかるように、無線LAN(Wi-Fi)の通信速度に差があります。
有線ですとSONYのNSD-G1000Tだけ2.5Gbpsまで対応しています。
大きく分けると旧タイプの
- ZXHN F660T
- HG8045J
- HG8045D
11acに対応した
- ZXHN F660A
- HG8045Q
- FG4023B
- SGP200W
- ZXHN F660P (Wi-Fi6の11ax、有線は1Gbpsまで)
- NSD-G1000T(Wi-Fi6の11ax、有線では2.5Gbpsまで対応)
になります。
旧タイプは無線LANの規格が「a/b/g/n」までで、新しいものは「a/b/g/n/ac/ax」の11ac(イレブンえーしー)まで対応しています。さらにZXHN F660PとNSD-G1000Tに関しては11axまで対応しています。
ただし、この恩恵を受けるにはWi-Fi6に対応した端末が必須ですので注意しましょう。
NURO光では宅内工事の際にONUを設置しますが、どの機種が来るかが分からず指定する事もできないそうです。ただ最近では11ac対応の機種に順次入れ替わってきているようです。
※2015年9月以降NURO光を契約し、Wi-Fiでの高速通信に未対応の11acが設置された場合、11acに対応した上位機種のONUへと無料で交換することができるようです。
気になるのは下り2Gbpsを謳っているのにONUの有線LANポートが1Gbpsまでしか対応していない事です。
結局現時点ではONUの性能自体が追いついてないのです。

公式のホームページにも注意書きでこう書いてあります。
※「2Gbps」という通信速度は、ネットワークから宅内終端装置へ提供する技術規格上の下りの最大速度です。お客さまが使用する個々の端末機器までの通信速度を示すものではありません。

取説上にある製品仕様の規格を見ると有線LANポートがNSD-G1000Tを除いて全て1000BASE-Tまでしか対応していないのが分かります。1000BASE-Tとは1000Mbps=1Gbpsになります。
ちなみにNSD-G1000Tは2.5GBASE-Tが1ポート、1000BASE-Tが2ポートです。有線で繋ぐ場合2.5G対応は1台のみになります。
確実にNSD-G1000Tを使いたい方、又は現在NURO会員でNSD-G1000Tにしたい方はNUROスマートライフという
プランに入らなければなりません。このプランですと月額プラス550円で遠隔で戸締まり、確認が出来るようです。
(個人的にはそこまでお金出して乗り換えようとは思いません。それよりデフォルトで2Gbpsに対応した
ONUを揃えてほしいです。)
結局1Gbpsまでしか出ないんだったら、他社の光回線の1Gbpsでもいいんじゃないかと思いますが、やはりONUまで2Gbpsの光回線を引っ張ってきているというのはそれなりにメリットがあります。例えば複数のデバイスを接続していも安定して速度が出るという事です。それとやはりNURO光は独自回線というのが強みではないでしょうか。

注意したいのはいくら高性能のONUを使ってもそれに接続するデバイスが古かったり規格に対応していないとパフォーマンスを引き出せないという事です。
例えばPC側のLANポートが1000BASE-T(通信速度は最大1Gbps)の場合、NSD-G1000Tを使ったとしても1Gbpsまでしか出ません。また無線のWi-Fi6(11ax)の恩恵を受けるにもそれに対応したPCやスマホが必要になってきます。
⬇申込は公式からが一番お得 ⬇
